平成２7年12月16日

 

１.１２月４日，ハノイにおいて，当館とベトナム社会科学院の共催による「アジアの信頼醸成」と題するシンポジウムが開催されました。開会の辞で，深田大使は，世界の成長センターであるアジア太平洋地域の平和と繁栄を実現するためには域内の信頼醸成が必要不可欠であり，この地域や世界の平和と安定を維持することはそれらの繁栄にとって大前提であること，またその実現のために，日本も国際協調に基づく，積極的平和主義の下，ＡＳＥＡＮ諸国の海洋法執行能力強化に向けた協力を含め，引き続き積極的な役割を果たしていく旨述べました。

２. 川島真東京大学教授，大庭三枝東京理科大学教授，レナト・デ・カストロ・デ・ラサール大学教授（フィリピン），ウイリアム・チュン国際戦略研究所シニアフェロー（シンガポール）の４名を海外から招き，「アジアの信頼醸成」のための各国がとるべき方策につき，特に南シナ海問題，日中関係，ＡＳＥＡＮ，米国等大国の関与等をめぐって有識者が活発な議論を行う中，日本の「積極的平和主義」に基づく果たすべき役割などについて議論がなされました。

 

シンポジウム発表者，コメンテーター		シンポジウムの様子
		本件に関するお問い合わせ先 在ベトナム日本国大使館 担当：西村 電話：＋８４－４－３８４６－３０００ FAX：＋８４－４－３８４６－３０４５