ベトナムの初等・中等教育における日本語教育の導入に関する教育訓練省との合意について

平成28年2月16日

在ベトナム日本国大使館とベトナム社会主義共和国教育訓練省は、これまでベトナムの初等・中等教育における日本語教育の導入に関する協議を行ってきました。


今般、双方はベトナム政府の実施する外国語教育改革のための「2008-2020年期国家教育システムにおける外国語教育・学習プロジェクト」に関連して、当館、在ホーチミン日本総領事館、及び国際交流基金ベトナム日本文化センターが教育訓練省に協力し、小学校3年生からの第一外国語としての日本語教育の導入を目指すことで一致しました。


具体的には、2016-2017年度より、ハノイ市内の3つの小学校で試験的に日本語学習クラスを導入することとしています(各校2クラスずつの設置を予定。)。この結果に基づき、以後、順次ベトナム各地での導入に取り組む予定です。


初等教育への日本語の導入は世界でも多くなく、東南アジアでは初の試みです。ベトナムでは2003年から中学校において日本語教育が導入されており、現在約46,000人(注)の日本語学習者がいると言われています。今般の取組により、更なる日本語学習者の増大が期待されます。


注:2012年日本語教育機関調査(国際交流基金)による。


 


本件に関するお問い合わせ先
在ベトナム日本国大使館
担当:根来
電話:+84-4-3846-3000
FAX: +84-4-3846-3045