1.1月30日(水)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ゴックソン村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「ゴックソン村小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
(1)供与金額
119,419 米ドル
(2) 要請元
ゴックソン村人民委員会
2.案件内容
(1)ゴックソン村小学校は、バクザン省ヒエップホア郡ゴックソン村に位置している。ゴックソン村は人口約11,000人、世帯数2,800の農村であり、貧困世帯数の割合は15%に達している。
(2)ゴックソン村小学校は、1992年に建設された2校舎(5部屋)、2002年に建設された校舎(4部屋)及び2005年に建設された校舎(8部屋)の合計17部屋を使って、2シフト制を併用しながらかろうじて運営されている。生徒数が多く、25クラスあるにもかかわらず、教室数が足りていないことから、現状9クラスしか全日の教育を受けられていない。
(3)このような事情に鑑み、今回、ゴックソン村人民委員会は、全生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎(8部屋)の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
3.署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とチャン・テー・タイ(Mr. Tran The Tai)ゴックソン村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
4.署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトを通じて、ゴックソン村の初等教育環境が大きく改善されること、また、日本とベトナムの友情と相互理解が益々深まることを期待します」と述べた。
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