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安全の手引き
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Ⅰ はじめに 当地における在留邦人及び短期渡航者の数は年々増加の一途をたどり、これに伴って、邦人を巻き込んだ事件・事故の件数も増加傾向にあります。 邦人の皆様には必要な安全対策を講じておられることと存じます。皆様が当地の犯罪や事故の特徴を知り、防犯意識を持てば、これらの犯罪や事故から身を守ることが可能となります。 この度、当館において、邦人の皆様が安全に安心して暮らしていただくための参考に資するよう、安全対策のノウハウ、実践についての手引きを4月1日付けで改訂しましたので、御参考にしていただければ幸甚に存じます。 本マニュアルを更に充実したものにしていくためには、皆様からの情報提供や御意見等が不可欠ですので、お気付きの点があれば、当館までお知らせいただきますようお願い申し上げます。
Ⅱ 防犯の手引き 1.防犯の基本的な心構え (1)自分や家族の安全は自分たちで守る 海外では、治安の悪い国・地域が多く、治安機関の信頼性も必ずしも高いとは言えません。何よりも自分と家族の安全は自分自身で守るという心構えが大切です。 (2)予防こそが最良の危機管理 事件、事故、災害に巻き込まれてからでは手遅れとなりますので、防犯のために必要な努力と経費は惜しまないようにしてください。(海外では「水」と「安全」はタダではありません。また、事後の処理経費は膨大なものとなります。)防犯機器等を活用し、被害に遭いにくい環境整備に努めるとともに、皆様が講じた安全対策について日頃から点検することも大切です。 (3)「安全のための三原則」を踏まえた行動 「安全のための三原則」とは、 「目立たない」 「行動を予知されない」 「用心を怠らない」 ですが、この三原則を守って生活することは、必ずしも容易なことではありません。日本での行動・生活様式をそのまま海外に持ち込むと、とかく目立つことになり、かえって自らを危険にさらすことになる場合もあります。 (4)生命と身体の安全を最優先に考える 万一、賊に襲われた場合、自らの生命の安全を第一に考えて、無理な抵抗、賊に誤解を与える動作(例えば、財布を取り出そうとして、あわててポケットに手を入れたり、バッグを開ける動作をすれば、相手はこちらがけん銃や凶器を取り出すのではないかと誤解して攻撃してくる可能性は一段と高くなります。)はせず、一旦は相手の要求に従うことで、自らの生命、身体の安全を守ることを最優先に考えることが必要となる場合もあります。
2.最近の当地での犯罪発生状況(犯罪の手口と防犯対策) (1)置き引き 【手口】 ○ ホテルのロビーで待ち合わせ中、相手が来たか確認するために席を外し、窓際に近寄ったわずかの間に貴重品入りのアタッシュケースを盗まれた。 ○ ホテルのロビーで、グループ旅行の仲間と写真撮影のため、手荷物を置いた場所を短時間離れた間に、その手荷物を盗まれた。 ○ ホテルのロビーで、ベトナム人から話しかけられ、振り向いて対応している隙に、横に置いてあった貴重品入りのアタッシュケースを盗まれた。 ○ ホテルのバーで仲間と雑談中、座っていた椅子の横に置いていた貴重品入りのアタッシュケースを盗まれた。 ○ レストランで食事中、座っている椅子の背に掛けていた貴重品入りのショルダーバッグを盗まれた。 【対策】 ● 荷物は手元に置き、目を離さない。 ● 席を離れる時は荷物を携行するか、荷物から目を離さないよう同席者に確実に依頼する。 ● 高級ホテル内であっても、貴重品の管理には十分注意する。 (2)スリ 【手口】 ○ 市場で買い物中に、肩に掛けていたバッグをカッターナイフ状のもので切られ、バッグの中から貴重品を盗まれた。 ○ 寺院の祭りの人混みの中で、手に持っていたバッグから財布を盗まれた。 ○ 街を歩いている時、後ろから来た自転車にぶつけられた後、野次馬を装って集まってきた仲間(と思われる者)に財布を盗まれた。 ○ 長距離バスの中で、カバンをカッターナイフ状のもので切られ、貴重品を盗まれた。 【対策】 ● 現金は分けて携行する。 ● 人混みに近寄らない。 ● バッグに財布を入れる場合は、バッグは常に視界に入るように携行する。 (3)ひったくり 【手口】 ○ 二人乗りのバイクの賊が、追い越しざまにバッグをひったくって逃走した。 ○ バイクが正面から突っ込んで来たため、びっくりして動けない状態の中でバッグをひったくられた。 ○ 街を歩いている時、物売りの子供数人に取り囲まれ、対応している隙に近寄ってきた大人にバッグを持ち去られた。 【対策】 ● 貴重品をしっかり身に付けて携行する。 ● 携行する場合は、携行品を車道側に出さない。 ● 後方からバイクが自分の背後まで迫ってきていないかにも注意する。 (4)忍び込み 【手口】 ○ 深夜、寝ている間に自宅に賊が忍び込み、居間のパソコンを盗まれた。 ○ ゲストハウスに宿泊した際、部屋の鍵を掛け忘れたまま就寝し夜間に現金を盗まれた。 【対策】 ● 治安の良い地域に宿泊施設や住宅を探す。 ● 施錠のある施設に居住、滞在し、鍵を掛け忘れないように注意する。 ● 忍び込みにあったら、居直り強盗になる可能性もあるため、無理に抵抗しない。 (5)睡眠薬強盗 【手口】 ○ 街や観光施設を歩いていると、ベトナム人が片言の日本語や英語で話し掛けてきて自宅やレストランでの食事に誘われる(あるいはその場でジュースを飲ませられる)。睡眠薬入りの飲食物の影響で急に眠気を催し、目が覚めた時には荷物が盗まれている(薬の量によっては命に関わる場合もある。)。 【対策】 ● 見知らぬ人の誘いには乗らない。 ● 夜間、大通りから入り組んだ小道に立ち寄らない。 ● 睡眠薬の量によっては生命に関わるものとなるので、差し出されたものを安易に口にしない。 (6)両替詐欺 【手口】 ○ 30ドルをドンに両替する際、1ドル1万8000ドンで折り合いが付いたので54万ドンを受領する時、相手から最初に5万ドン10枚、次には1000ドン4枚手渡される。(ドンは桁が多いため、その場では容易に確認できず、だまされやすい。) 【対策】 ● 両替は銀行等正規の両替所で行う。 ● ヤミ両替は違法行為となるので応じない。 ● 現地通貨(ドン)は桁数が多いので両替金額を十分確認する。
3.その他の犯罪手口 以下の犯罪は当地ではこれまで余り報告されていませんでしたが、最近、一部の手口(コインばらまき、にせガイド、悪質タクシー)が散見されるので、十分注意してください。 (1)ケチャップ・スリ、アイスクリーム・スリ 【手口】 ○ 旅行者の衣服やカバンにケチャップやアイスクリームをわざと付け、親切を装い、衣服やカバンの汚れを拭き取りながら、中にある貴重品を盗み取る。(付ける者と親切を装って近づいてくる者とがグルになっている場合がある。) 【対策】 ● 見知らぬ人の接近に気を付け、後で自分でふき取る。 (2)コインばらまき 【手口】 ○ 旅行者の目の前でわざと財布と落とし、コインをばらまく。旅行者が親切にコインを拾っている隙をねらって荷物を持ち去る。 【対策】 ● 手を貸す場合にも、自分の手荷物には常に十分注意を払っておく。 (3)ワイン・ボトル当たり屋 【手口】 ○ 人の往来が多く、肩と肩がすれ違うことを利用して、わざとワイン入りの紙袋を落としてビンを割る。「高価なワインなんだ。弁償しろ。」などとたたみかけて現金を取る。 【対策】 ● 「警察を呼ぼう」「ワインの領収書を見せろ」などと言ってみる。殆どはこの段階で逃げるが、相手が集団の場合や夜間で人通りの少ない場所では逆に危険なので、ある程度の現金を手渡すこともやむを得ない場合もある。 (4)スプレー強盗 【手口】 ○ 数人に取り囲まれた上で手荷物を強奪され、犯人を追いかけようとしたところ、スプレーを顔に吹きかけられ逃げられる。 【対策】 ● 昼間でも人の少ない場所には立ち寄らない。 (5)いかさま賭博 【手口】 ○ 旅行中、親しげに近寄り、自分の兄弟(姉妹)が今度日本に行くので日本のことを教えて欲しいなどと話しかけ、自宅に連れて行き歓待する。気を許したところで、これから金持ちの友人が来るので、ブラックジャックをして一儲けしようと誘い込み、最終的に多額の現金、更にはクレジット・カードでキャッシングした現金又は同カードで購入した高額な商品などを騙し取る。 【対策】 ● 旅先で親しげに話しかけてくる人を軽々しく信用しない。 ● 見知らぬ人から頼まれ事をされても安易に請け負わない。特に、車両で移動する話を持ちかけられても乗らない。乗ってしまうと、逃げることは極めて困難となる。 (注)いかさま賭博は東南アジア全域で発生していますので、十分注意してください。 (6)麻薬の不法所持 【手口】 ○ 麻薬の売人が近寄ってきたり、現地で出会った知人が「疲労回復の薬」として勧めてくる。売買直後に警察に密告され逮捕される。 【対策】 ● 麻薬は断固拒否する。 ● ベトナムでは麻薬所持で死刑になる場合もあり、現行犯逮捕されれば、「出来心」「麻薬とは知らなかった」と主張しても通用しない。 (7)空港到着後の車内強盗・恐喝 【手口】 ○ 制服を着用した航空会社職員を名乗る男が声を掛けてきて、自分の帰宅方向と同じだからホテルまで送ると信用させて車に乗り込ませたところで、所持品を強奪する。 ○ 空港タクシーを利用してハノイ市内まで向かう途中、運転手が人通りのない場所に停車し、法外な金額の通行料金を支払うよう強要する。 ○ 空港の到着ロビー内で、ガイドと称する人物が、ハノイ市内まで案内するなどと親しげに声を掛け、当初の宿泊予定のホテルとは全く異なるホテルに連れて行き、このホテルに宿泊するよう強要する。 【対策】 ● 夜間到着便を利用する場合、当地では日本人を狙った偽ガイドや悪質タクシーの被害に遭いやすいので、十分注意する。 ● 信頼できる知人に出迎えを依頼する。知人がいない場合には、旅行会社に出迎えを依頼するとともに、出迎え者の名前等を確認しておく。 (8)偽ガイドの空港出迎え 【手口】 ○ スーツケース等に記載されている旅行者の名前や旅行会社名を読み取って、「○○旅行会社の現地ガイドです。○○さん、迎えに来ました」などと言って出迎えを装った仲間の車で市内のホテルまで搬送して、高額な搬送代金を吹っかけて多額の現金を騙し取る。 【対策】 ● 正規ガイドは空港到着ロビーに「赤線」で提示された場所に並んで待機しているので、それ以外の場所から気安く声を掛けてくる人物には十分注意する。 ● 事前に出迎え者の名前や電話番号等を確認しておく。
(9)ニセ警官 【手口】 ○ 職務質問を装い、身体検査や所持品検査を行い、隙を見て貴重品を抜き取る。 ○ 麻薬の不法所持を仕組み、現行犯逮捕して「見逃して欲しければ、○○円出せ」などと強要する。私服のニセ刑事も同様。 【対策】 ● 相手に身分証明書の提示を求める。 ● 宿泊先ホテルや日本大使館で検査に応じるなどと主張する。 ● 夜間や人の少ない場所での単独行動は控える。 (10)ぼったくりバー 【手口】 ○ 言葉巧みに客引きをして、飲食後、脅迫的な態度で法外な料金を請求する。 【対策】 ● 客引きや呼び込みのあるバー等には入らない。 ● 旅先で知り合った見知らぬ相手と意気投合しても軽はずみに飲みに行かない。 (11)その他(買春行為) 当地での買春行為は当局の取締りの対象となり、摘発を受けた場合には現地紙等で報じられたり、刑事処分が決まるまでの間、出国禁止処分を受けることもあるので、甘言を用いてくるカラオケ店、バーなどでは十分注意する。
4.防犯のための具体的注意事項 (1)一般的注意 海外では、「日本人は金持ちである」とのイメージが定着しています。不必要な現金は持ち歩かない、街中では高価な装飾品は身に付けない、荷物から目を離さない、バッグは道路と反対側の肩に掛けるなど、「隙」を見せないように心がけるとともに、人通りの少ない場所や夜間の一人歩きは避けるなどの配慮が必要です。 (2)住居関係 (イ)住居を探すに当たってのチェック・ポイント 安全確保を第一とし、他人任せにせず、自分の目で直接、物件の立地条件、家屋の形態(集合住宅、独立家屋)、防犯上の問題点を調査することが大切です。在留邦人は、サービスアパート等集合住宅に住む方が多いですが、物件を調査する際には次の点にも注意してください。
(ロ)入居後のチェック・ポイント 自宅周辺の環境、道路事情、地形に慣れることが大切です。また、緊急時の連絡方法なども確認しておいてください。日常の行動は、派手な生活を慎むとともに現地の習慣や価値観を考慮し、できるだけ周囲の住民に溶け込むよう努めてください。次の点にも注意してください。
※ 一戸建ての場合は更に、次の点にも注意してください。
(ハ)外出時の注意(犯罪手口を参考) パターンの決まった外出は避け、定期・不定期に場所や時間を変えるとともに、次の点にも注意してください。
(ニ)使用人に対する注意 信頼できる使用人を雇用することができるかどうかは、海外で安全に生活するための重要な鍵となります。 使用人には、常日頃から次のような安全対策の心得を教育しておくことも大切です。
5.交通事情と事故対策 (1)交通事情 当国では、自動車、シクロ(三輪自転車タクシー)、バイク等を含め、車は右側通行です。しかし、交通ルールを守る意識は決して高いとは言えず、交差点では四方向から車、バイク等が突っ込んできたり、反対車線でも構わず走っている状態にあり、センターラインも意味をなしていない状況にあります。 このような中で、シクロ、バイクタクシーといった交通手段は、いずれも生身の体を直接さらすことからかなり危険な乗り物であり、料金も高値を求められる場合が多いなど、外国人の利用には必ずしも適しているとは言えません。公共バスも運行されていますが、車内が混雑している場合には、スリ被害に遭わないよう十分気を付ける必要があります。 最近は、無線・メーター付のタクシーがほとんどですが、タクシーを利用する場合にはメーターがきちんと使用されているか、若しくはメーターの上がりが異常に速くないかを確認してください。また、気軽に声をかけてくる「白タク」には絶対に乗らないように気を付けてください。 (2)事故対策 当地で交通事故に遭わないため、次の点に注意してください。 ○ 自動車を所有している場合、当地の事情に熟知したベトナム人の運転手を雇うことが望ましく、また、自分で運転しようとする場合であっても、当地の交通事情に十分慣れるまでタクシーを利用するなど可能な限り運転を控える。 ○ 自動車に乗車する際はシートベルトを着用する、また、オートバイに乗車する際にはヘルメットをかぶる。(ベトナム国内では平成19年12月15日よりオートバイに乗車する場合にヘルメットの着用が義務付けられました。) ○ 雇用した運転手に対しては「スピードは控えめに」「脇見運転をしない」「ブレーキは早めに」などの安全運転の心得を徹底させる。 ○ 物損、人身事故の双方に対応できる自動車損害保険もしくは海外旅行傷害保険に加入しておく。 不幸にして事故により怪我をした場合、軽傷であれば当地病院での治療は十分可能であるが、重傷等であれば近隣国や本邦に緊急移送するケースもあり得る。 (3)事故にあった場合 事故発生の場合は、公安(警察)の立会いが必要となりますが、一般に、ベトナムの警察官にはベトナム語のみしか通じません。また、事故が起きると黒山の人だかりができ、この中の心ない野次馬が勝手なことを言う場合もあります。そのため、早急に会社の同僚や通訳にも連絡を取って、現場に来てもらうことが望ましいと言えます 次の点にも注意してください。 ○ 負傷者がいる場合には救急車を手配する。 ○ 相手の車のナンバー、氏名、住所、連絡先を確認する。 ○ 担当警察官の官職、氏名、連絡先を確認する。 ○ 可能であれば、事故現場を写真撮影する。(証拠保全及び保険請求資料とするため、カメラ等を車に備え付けておくのも良い方法) ○ 判断が付かない場合、早計に過失を認めたり、謝罪しない。(ただし、明らかにこちら側に重大な過失がある場合には誠実に対応) ○ 事故の概要を保険会社に通報する。
6.テロ・反政府活動(一般論) 当国では1986年12月の第6回共産党大会において、最貧国からの脱却を図るべく、ドイモイ(「刷新」)と呼ばれる改革・開放路線を採択して以来、経済を中心とした自由化・開放化を推進しています。 しかしながら、政治分野における自由化については経済分野に比べ極めて慎重に進められている状況であり、共産党一党体制や社会主義体制を否定する反政府的な動きに対しては、引き続き当局が監視を強め、厳しく対応しています。(邦人の皆様におかれては、人前で公然と当国政府や政治体制を批判するような言動は慎むようくれぐれも御注意ください。) 現在までのところ、国内情勢は安定しており、反政府運動や反政府テロ活動が発生する可能性は低いとされていますが、海外では情勢の急変はよく起こり得ることを常に心に留めておく必要があります。
7.緊急連絡先 ※ 携帯電話から電話する際、及びハノイ市外の地域から電話する際は、ハノイ市の市外局番の「04」を頭に付けてください。 (1)警察、消防 ○ハノイ市警察(公安) 3942-3076 3942-4244 (24時間受付窓口) 3939-6100 ○ハノイ市交通警察 3939-6253 ○ハノイ市出入国管理局 3822-0579 (24時間受付窓口) 3939-6218 ○警察(緊急) 113 ○消防(緊急) 114 ○救急(緊急) 115 ○ノイバイ空港 3884-0008 (2)医療機関 ○インターナショナルSOSハノイクリニック 31 Hai Ba Trung 3934-0666 (緊急時・24時間受付)3934-0555 日本人スタッフ勤務 ○ハノイフレンチホスピタル 1 Phuong Mai 3577-1100 (日本人専用デスク) 3576-0508 日本人スタッフ勤務 ○ハノイファミリーメディカルプラクティス 298 Kim Ma 3843-0748 (緊急時) 090-3401-919 日本人スタッフ勤務 (注)上記の医療機関の受診は通常予約が必要です。緊急の場合や外出先での急病の際には、救急車(115)を呼ぶことも可能ですが、先方との対応がベトナム語のみとなるほか、搬送先も指定できず、救急車で搬送された病院から別の病院に転院することは不可能です。緊急時も上記医療機関に連絡し、救急車の手配を依頼することが大切です。 (3)銀行 ○ANZ 3825-8190 ○三菱東京UFJ 3946-0600 (4)航空 ○ベトナム航空 3832-0320 ○日本航空 3826-6693 ○全日空 3934-7237 (5)法律相談、弁護士事務所 ○ハノイ弁護士協会 3835-3548 ○Pham Thang弁護士事務所 3511-1024 (6)在ベトナム日本国大使館 (イ)住所 27 Lieu Giai Street, Ba Dinh District, Hanoi, Vietnam (ロ)電話番号 ○代表電話 3846-3000 ○代表FAX 3846-3043 ○領事班直通電話 3846-3013 ○領事班直通FAX 3846-3046 ○領事班Eメール ryouji32@hn.vnn.vn ○緊急時・夜間・休館日 3846-3000(転送電話サービス) (ハ)当館開館時間 08:30-17:15 (土日、ベトナムの祝祭日及び日本の祝祭日のうちの一部は休館日) (ニ)領事班受付時間 08:30-12:00及び13:30-16:45 (査証受付は午前中のみ) (7)緊急時の言葉(ベトナム語) ○「泥棒」 アンカップ ○「助けて」ズップトーイ ○「警察」コンアン ○「救急車」セーカップキュウ ○「火事だ」チョイゾーイ ○「病気です」オム ○「医者を呼んでくれ」ゴイ バックシー ○「警察を呼んでくれ」ゴイ コンアン ○「電話」ディエントアイ
Ⅲ 在留邦人用緊急事態対処マニュアル 現在、ベトナムでは内乱、クーデター、暴動等が発生することが想定されている訳ではありませんが、緊急事態としては、地震、洪水といった自然災害もあり、いつ何時発生するか分かりません。当然、こうした事態が発生した場合には、当館としても全力でその対応に当たりますが、そのような状況下ではまずもって各自が責任を持って自己の安全に努めることが必要となります。 そのような時に在留邦人等の皆様が迅速かつ的確に対応できるよう必要な諸点をまとめてみました。 1.連絡体制の整備 (1)当地に3か月以上滞在される方は在留届を提出してください。 (2)当館では在留届を基に緊急連絡網を作成しております。引っ越し、転勤に伴う住所・電話番号等に変更があった場合には、「変更届」を当館宛に提出してください。 (3)緊急事態は、いつ起こるとも限りません。そのような場合に備え、家族間や企業内部で緊急の際の連絡方法について、あらかじめ決めておいてください。また、日頃からお互いの所在を極力明確にしておくようにしてください。 (4)自分の家の近くに住む邦人の方と日頃から良い人間関係を築き、緊急事態発生の際にはお互い連絡できる体制を作っておいてください。 (5)緊急事態発生の際は、当館から邦人連絡網を用い、情報の提供とともに必要な連絡を行いますが、電話回線等が使用できない場合もありますので、日頃からNHK海外放送など、電話以外の情報入手方法を確保しておくことをお勧めします。
2.緊急事態発生時におけるラジオ放送受信方法 緊急事態発生時には、邦人の皆様方の安全対策の一環として、当館からFM放送(88.8MHz、現地時間で09:00及び20:00からそれぞれ15分間)を通じて必要な情報を提供します。また、NHKワールドのラジオ国際放送(ラジオ日本)及びVOV(ベトナムの声)の日本語放送でも情報が提供されますので、両放送が受信できる6MHzから21MHzの周波数帯を有する国際放送対応の携帯用ラジオの所持をお勧めします。 両放送の放送時間と周波数は以下のとおりです。 (1)NHKワールド・ラジオ日本(日本語短波放送) 放送時間(日本時間(現地時間)) 放送周波数(2010年2月現在) 02:00-04:00 (04:00-06:00) 7225kHz 06:00-07:00 (08:00-09:00) 6075kHz 07:00-09:00 (09:00-11:00) 11665kHz 11:00-12:00 (13:00-14:00) 11860kHz 11:00-14:00 (13:00-16:00) 17810kHz 17:00-19:00 (19:00-21:00) 11740kHz 19:00-02:00 (21:00-04:00) 11815kHz (2)VOV・ベトナムの声(日本語短波放送) 放送時間(日本時間(現地時間)) 放送周波数(2009年冬季現在) 20:00-20:27 (22:00-22:27) 9840/12020kHz 21:00-21:27 (23:00-23:27)(再) 同 上 23:00-23:27 (01:00-01:27)(再) 同 上 07:00-07:27 (09:00-09:27)(再) 同 上 ※(再)は再放送
3.一時避難場所 (1)一時避難場所の検討 緊急事態が発生した場合に自分がどこにいるのか(勤務先なのか、通勤途中なのか、自宅にいるのか等)を踏まえ、一時的な避難場所を日頃から頭に入れておくことが重要です。 (2)一時(緊急)避難場所 当館より緊急事態発生時の状況に応じて、当地の各日系団体(JICA、日本商工会、日本婦人会等)、当館保管の在留届記載の各在留邦人メールアドレスへの一斉送信、当館HP、ラジオ放送、又は市内ホテルにおける掲示書き等を通じて、一時(緊急)避難場所への集合を御連絡することがあります。
4.緊急事態に備えての携行品等 (1)旅券 日頃から、所持している旅券の残存有効期間が6か月以上あることを確認しておいてください。6か月以下の場合には速やかに当館に再発給の申請をしてください。旅券の最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載するとともに、血液型も記入してください。 (2)現金、貴金属、貯金通帳等の有価証券、クレジット・カード 緊急時には旅券同様直ぐに持ち出せるよう保管してください。現金は家族全員が10日間程度、生活できるのに必要な現地通貨を最低限用意しておくことをお勧めします。 なお、出国する場合の出国税及び空港使用税の用意も必要です。 (3)携行品の準備 避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記4.(1)~(2)に加え、次の携行品を備え、直ぐに持ち出せるようにしてください。 (イ)衣類・着替え 行動に便利で、ことさら人目を引くような華美でないもの。麻、綿等吸湿性、耐暑性に富む素材が望ましい。 (ロ)履き物 行動に便利で、靴底の厚い頑丈なもの。 (ハ)洗面用具 タオル、歯磨きセット、石けんなど。 (ニ)非常用食料等 しばらく自宅待機する場合も想定して、米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラルウオーターを家族全員で10日間程度生活できる量を準備しておいてください。一時避難の目的で自宅から他の場所へ避難する際には、この中からインスタント食品、缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウオーターを入れた水筒(大型が望ましい)を携行するようにしてください。 (ホ)医薬品 家庭用常備薬のほか、常用薬、外傷薬、消毒用石けん、衛生綿、包帯、絆創膏などを準備しておいてください。 (ヘ)ラジオ NHKワールド国際放送(ラジオ日本)、VOV(ベトナムの声)、BBC、VOA等の短波放送が受信できる国際放送対応の携帯用ラジオで、電池使用のもの(電池の予備も)を準備してください。 なお、安全対策の一環として、緊急事態発生時には、当館からFM放送(88.8MHz、現地時間で09:00及び20:00からそれぞれ15分間)を通じて必要な情報を提供します。 (ト)その他 懐中電灯、予備の強力バッテリー、ライター、ろうそく、マッチ、ナイフ、缶切り、栓抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具。可能であれば、ヘルメット、防災頭巾(応急には椅子用クッション)。
5.自動車等の整備 (1)当地では自身で自動車を運転することは一般的ではありませんが、緊急時に備えて、自動車等をお持ちの方は日頃から整備しておくよう心がけてください。 (2)燃料は十分入れておくようにしてください。 (3)車内には常時、懐中電灯、地図、ティッシュ等を備えておいてください。 (4)なお、自動車を持っていない方は、近くに住む自動車を持っている人と平素から連絡を取り、必要な場合には同乗できるよう相談しておいてください。
Ⅳ 終わりに
当館では、今後とも邦人の皆様に最新の当地安全情報を適時適切に提供するために、被害に遭われた場合はもとより、被害を見聞きした場合にも、当館宛にお知らせいただくよう御協力をお願いします。 付録
緊急事態に備えて
以下の事項を記入して携行すると緊急事態時に役立ちます。
氏 名: 生年月日: 旅券番号: 発行年月日: 発行官庁: その他: 血液型: 型
(緊急時の連絡先及び本人との関係) 氏 名: 関 係: 住 所: 電話番号:
(渡航先の日本大使館または総領事館の連絡先) 在 (大使・総領事)館: TEL 在 (大使・総領事)館: TEL 在 (大使・総領事)館: TEL
(了) |
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(c) Embassy of Japan in Vietnam | 27 Lieu Giai, Ba Dinh, Hanoi, Vietnam | Tel: +84-4-3846-3000 Fax: +84-4-3846-3043 |