AMED国際医療研究セミナーの開催

平成30年6月13日
 5月29日、「AMED国際医療研究セミナー」を在ベトナム日本国大使館にて開催しました。AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)は、医療研究を支援する日本政府のFunding Agency(FA:資金供与機関)です。
 
 今般、AMEDシンガポール事務所の中村浩所長から、ベトナム人医療研究者向けに、日本との共同研究に関するファンド情報、日本人研究者とのネットワークの構築方法等について説明がありました。当日は、30人以上のベトナム人医療研究者が、ハノイ医科大学、ハノイ公衆衛生大学、バクマイ病院、ベトナム国立衛生疫学研究所、国立小児病院、108病院、国立熱帯病院等から集まりました。
 
 ベトナムには、日本の代表的FAであるJSPS(日本学術振興会)、JST(科学技術振興機構)等の海外事務所がないことから、これまで、日本との共同研究に関するファンド情報がベトナム人研究者の間に十分に伝わっておらず、また、若い研究者を中心に、日本の研究者とのつながり方が分からないという声がありました。そのため、本セミナーは、日越研究者間の横の連携を促すことを目的として、日本大使館で開催されました。
 
 麻妻信一日本国大使館公使は冒頭挨拶で、日越外交関係樹立45周年記念の年に、本セミナーが開催されるのは意義深く、また、将来、ベトナムで活躍する医療研究者により、日越の関係に資する新しいAMEDプロジェクトが生まれることを期待する旨を述べました。
 
 また、ゲストスピーカーとして帝京大学の鈴木和男教授(2016年に越保健省から国民健康貢献賞を受賞)から、ベトナムで長年行われた研究を中心に発表がありました。本セミナーの開催にあたっては、他にも後藤秀実名古屋大学名誉教授、長谷部太長崎大学教授など日本の大学関係者からの協力がありました。
 
(参考リンク)
医療分野の日越協力
AMEDの国際共同研究事業について(AMEDウェブサイト:日本語英語
AMEDシンガポール事務所について(AMEDウェブサイト:日本語英語
 
参加者による集合写真
 
     
   
     
   
     
セミナーの様子
 

(写真はAMED提供)