大使挨拶

ご挨拶

 

 

 

 

在ベトナム日本国大使館のホームページをご覧の皆様、はじめまして。
平成25年9月25日に着任しました深田博史と申します。

 

私は約20年前に経済協力案件でベトナムを訪問いたしました。今回ハノイに来て、当時からの発展・成長ぶりに驚くとともに、非常 に嬉しく思っております。

 

今年は、日本とベトナムが1973年に外交関係を樹立してから40周年にあたる年であります。両国はこの40年間、様々な困難や問題に直面しながらもそれらを乗り越え、あらゆる面で関係を発展させてきました。こうした時期に、日本とベトナムの懸け橋として働く機会に恵まれましたことを、嬉しく、また光栄に存じます。

 

皆さまご存知の通り、本年1月には、安倍総理が就任後初の外遊先としてベトナムを訪問され、また、9月にはミン外務大臣が訪日し外相会議を行いました。こうした近年の緊密な両国間の要人の交流は、2006年10月にズン首相と安倍総理との間で合意された「戦略的パートナーシップ」によって、両国関係の絆が順調に深まっていることを象徴しているものであると実感しています。

 

日本とベトナムの関係は経済関係においても良好です。これまで日本はベトナムの経済社会発展のため、総額200億ドルを超える支援をベトナムに対して行ってきました。昨年度は2年連続で過去最大規模のODA供与を行っています。日本はベトナムにとって最大のODAドナー国であるのみならず、最大の投資パートナー国であり、世界第三位の貿易パートナーです。

 

こうした政治や経済の良好な関係を今後も引き続き発展させていくのは、人と人との繋がりであります。私自身、世界各地で仕事をしてきた中で、国の関係を支えるのは個々の人々の交流であると実感しています。
本日、日本とベトナムの関係が良好に発展してきたのは、数えきれないほどの多くの日本の皆様、ベトナムの皆様の交流から生まれた友情によるものだと言えます。

 

これから、日本とベトナムの友情を更に深め、両国の友好関係・協力関係の一層の増進に努めて参る所存です。

 

2013年10月

駐ベトナム日本国特命全権大使

深田 博史