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邦人が被害者となる犯罪・トラブル事例(注意喚起)
 

 

平成24年3月27日

在ベトナム日本国大使館
 

 

 最近,当館管轄地域で次のような邦人が被害者となるトラブルが発生しています。旅行者・在住者の皆様におかれましては,十分にご注意下さい。

 

 1.スリ

   混雑した路上,市場,バスの車内等で,知らないうちにバッグのファスナーが開けられ,あるいは鋭利な刃物で切り裂かれて財布等を盗られてしまう。

   多発場所:旧市街(ドンスアン市場),ホアンキエム湖周辺

 

 2.ひったくり

  ハノイ市内を歩行中,あるいはタクシー降車の際に,後方から近づいてきたバイクにバッグ等をひったくられる。

 

 3.抱きつきスリ

  夜間,ハノイ市内において,邦人旅行者男性が観光地やバーでベトナム人女性から声をかけられ,面白いところへ行こうと誘われるままにタクシーに同乗したが,着いたところは郊外の駅等であったため,結局そこで別れることにした。一人になってからポケットに入れていた財布,携帯電話がなくなっているのに気がついたが,タクシー乗車中に身体,衣服等をまさぐられ盗られたものである。

 

 4.いかさま賭博

  ハノイ市内の観光地を散策中,タイ人やシンガポール人を自称する中年女性(実はフィリピン人であることが多い)から英語や日本語で声をかけられ,自宅と称する一軒家についていき食事をごちそうになるうちにカードゲームに誘われる。最初は勝負に勝つが,徐々に掛け金をつり上げられ勝負のための見せ金が必要といわれて,クレジットカードでキャッシングする等して現金を用意するが,最終的にはそれらを騙し盗られてしまう。

 

 5.外国人による紙幣抜き盗り

  ハノイ市内の路上やノイバイ空港で,中東系の男(しばしば女・子供連れ)から,ベトナム(あるいは日本)の紙幣をみてみたいと求められ,応じてみせるうちに何枚かの紙幣を抜き盗られる。なお,最初は地図を掲げて道をきくふりをし,突如ナイフを出して金銭を奪う事例もあった。

  発生場所:ノイバイ空港,キンマー通り,ホーチミン廟前等

 

 6.侵入盗・同居盗

  ハノイ市内の自宅で就寝中に賊に入られ,金品やパソコン等が盗まれる。

  ホテル(いわゆる廉価なドミトリー)で同室者に貴重品を盗まれる。

 

 7.ノイバイ空港の悪質タクシー(白タク)

  ノイバイ空港において,IDカードらしきものを提示して正規タクシー会社の係員を装った者に案内されタクシーに乗ったところ,指示した予約済みのホテルとは異なるホテルに連れて行かれ,支払いの際も,ベトナムドンの桁数の多さに戸惑っていると財布に手を入れ紙幣をつかみだされる等されて,結果的に法外な料金を支払うこととなった。車体にはAirport Taxiと描かれ,一見しただけでは正規タクシーとの区別がつかず,また,正規タクシーの乗車場所近くで乗車させるなど悪質化している。

 

 8.ダナン空港の悪質タクシー

  メーターのないタクシーや,メーターがあっても遠回りをするタクシーが多い。空港からダナン市内は10万ドン前後が相場なところ,2~3倍の額を請求されることがある。

 

 9.入国時の外貨持ち込み申告忘れ

  5,000米ドルを超える現金を持ち込む場合は入国時に申告する必要があるが(詳しくはこちら),これを忘れたために出国時に所持金を没収される。

 

  その他,交通事故(特に歩行中)や気候の激変・過労等による急病・急死も報告されています。

 

(了)
 

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