着任のご挨拶

令和2年4月15日
 ベトナムの皆さん、ベトナム在住の邦人の皆さん、こんにちは。4月12日にベトナム大使に着任した山田です。
 
 コロナウイルスで、世界中が入国管理を厳しくする中、ベトナム政府のご理解を得てほぼ予定どおり着任させていただいたことに感謝しています。
 
 私の任務は、先ず第一に、今我々すべてが直面しているコロナウイルスの問題を乗り切るために、日本とベトナムの間でしっかりと協力することだと思っています。
 
 そして、それを土台にして、近年目覚ましい発展を遂げている日本とベトナムの関係を、どうすれば真の意味での「戦略的関係」に出来るのか、それを皆さんと一緒に真剣に考えて実現したいと思っています。
 
 近年のベトナムの目覚ましい経済発展には、日本はもとより、世界が注目しています。更に、今年ベトナムは、ASEAN議長国、国連安保理非常任理事国でもあり、政治や安全保障の面でも非常に重要な役割を担います。 
 
 いや、本当に凄いですね。
 
 私は、2004年に日本外務省のASEAN担当課長になったことを皮切りに、その後初代ASEAN代表部大使、南部アジア部長、国際協力局長として、東南アジア、そしてベトナムと様々なかかわりを持ってきました。
 
 恥ずかしながら本当の事を申し上げれば、その間のベトナムの躍進は、私の予想を遥かに越えるものでした。ベトナムが大きく発展しているこの時期に、大使として赴任できたことを本当に光栄に思います。
 
 でも、日本とベトナムとの関係はまだまだこんなものではありません。両国間に、物凄く大きな可能性と解決しなければならない沢山の宿題があることは、皆さんご承知のとおりです。
 
 2023年、日本とベトナムは、外交関係樹立50周年の記念の年を迎えます。その重要な節目の年に向け、何をするべきかを真剣に考えて行動すること、これが私の大使としての一大テーマだと思っています。
 
 特に私が重視しているのは、大きく躍進する今日のベトナムを、日本側が正しく理解し、互いが互いをリスペクトする、そんな関係を築き上げることです。それが実現すれば、日本とベトナムの関係は、真に特別なパートナーシップに発展する、私はそう信じています。
 
 大使館のホームページやフェイスブックを通して積極的に発信をしていきたいと思っています。引き続きどうぞご覧ください。
 
 一緒に、日本とベトナムの関係を盛り上げていきましょう。