日越共同イニシアティブ第8フェーズプレキックオフ会合の開催

令和2年12月10日
1. 12月9日、山田滝雄駐ベトナム日本国特命全権大使及びチャン・ズイ・ドン計画投資副大臣が議長を務め、日越共同イニシアティブ第8フェーズプレキックオフ会合が開催されました。
 
2. 日越共同イニシアティブは、2003年、日越両国首脳の合意によって設置された枠組みであり、以来、17年にわたり、日越両国の経済関係の深化に貢献してきました。
 
3. 今回のプレキックオフ会合では、はじめに、古田元夫日越大学学長からポストコロナの日越関係について、及び日本企業(5社)の皆様からベトナムへの投資拡大についてそれぞれスピーチを頂戴しました。
 
4. 次に、来年に予定されている日越共同イニシアティブ第8フェーズの正式なキックオフに向け、8つのワーキングチームの活動方針について意見交換が行われました。また、ベトナム側から新たに提案された3つのテーマ(裾野産業育成、高度人材育成、イノベーション促進)については、協議を継続していくこととなりました。
 
5. 山田大使は、「日越共同イニシアティブは、日本とベトナムの双方向的でかつ知的なインプットの場であり、建設的かつ互恵的で、ウィンウィンな視点に立った対話の場であり、本取組みが、ポストコロナにおける日本とベトナムの経済関係に新たな可能性を見出すきっかけとなることを期待する」との趣旨の挨拶をしました。

<参考1>意見交換が実施されたワーキングチーム(WT)

  テーマ
WT1 判例制度・民事執行制度・公正かつ自由な競争の促進
WT2 投資法・企業法
WT3 労働環境の諸課題全般に関する改善
WT4 PPP法
WT5 国営企業・資本市場改革
WT6 エネルギー・ベストミックスのあり方
WT7 LNG輸入促進・普及に向けた天然ガスパイプライン敷設に関する法規整備
WT8 土地法改正に係る諸問題の改善

<参考2>会合の様子

山田大使
チャン・ズイ・ドン計画投資副大臣
古田元夫日越大学学長
記念撮影