山田大使のハイフォン市訪問
令和3年4月23日


4月20日、山田大使はハイフォン市を訪問し、ゴー・ビン・ミン海上警察第1管区司令官、チャン・タイン・ギエム海軍司令官、グエン・ヴァン・トゥン・ハイフォン市人民委員長と会談しました。また、同市内に所在するラックフェン港を視察し、同日、同港へ寄港した海上自衛隊護衛艦「あけぼの」の乗組員らに対して講話を行いました。
その後、山田大使は日本から供与された海上警察巡視船に乗船し、船内視察を行いました。船内は隅々まで綺麗に整頓され、大事に活用されている様子が窺われました。
ゴー・ビン・ミン海上警察第1管区司令官との会談、海上警察巡視船視察
ゴー・ビン・ミン海上警察第1管区司令官との会談では、2015年に覚書締結後、着実に海上保安庁と海上警察との関係強化が進んでいることに関し、同司令官からこれまでの日本側支援への謝意が表明されるとともに、今後も日越海上保安機関の協力関係の強化は重要であるとして、人的交流を含め様々な活動を継続・発展させていくことを確認しました。その後、山田大使は日本から供与された海上警察巡視船に乗船し、船内視察を行いました。船内は隅々まで綺麗に整頓され、大事に活用されている様子が窺われました。
チャン・タイン・ギエム海軍司令官との会談


チャン・タイン・ギエム海軍司令官との会談では、同司令官から海上自衛隊護衛艦「あけぼの」のハイフォン寄港について歓迎の言葉が述べられるとともに、今後の日越の防衛当局間の関係強化、特に新型コロナウイルス収束後の海軍種間の指揮官交流や部隊交流の促進について話し合われました。
海上自衛隊護衛艦「あけぼの」乗組員らに対する講話


午後、山田大使はラックフェン港を訪問し、同日、同港に寄港した海上自衛隊護衛艦「あけぼの」の艦内とオンラインで繋ぎ、同艦の乗組員らに対して講話を行いました。講話は、ハイフォン市の名前の由来から始まり、ベトナムの政治体制、新型コロナウイルスの状況、経済状況等、幅広い内容となりました。
海上自衛隊の護衛艦は、過去5年間に12回ベトナムに寄港しており、コロナ禍においても寄港できたことは、両国の良好な友好関係の証と言えます。
海上自衛隊の護衛艦は、過去5年間に12回ベトナムに寄港しており、コロナ禍においても寄港できたことは、両国の良好な友好関係の証と言えます。
ラックフェン港視察


講話終了後、山田大使はHICT(ハイフォン・インターナショナル・コンテナ・ターミナル)のクイ会長、伊藤忠商事、商船三井の関係者に加え、ODA事業のコンサルタント及び工事受注者である日本企業関係者(日本工営、五洋建設、東亜建設、りんかい日産建設)より、同港の利用状況や整備内容等について説明を受け、意見交換を行いました。
その後、コンテナターミナル内の視察を行うとともに、海上自衛隊護衛艦「あけぼの」を岸壁から視察しました。
その後、コンテナターミナル内の視察を行うとともに、海上自衛隊護衛艦「あけぼの」を岸壁から視察しました。
グエン・ヴァン・トゥン・ハイフォン市人民委員長との会談
ラックフェン港視察後、山田大使はハイフォン市人民委員会を訪問し、グエン・ヴァン・トゥン委員長と会談しました。トゥン委員長との会談には、山田大使のほか、JETRO、JICA、ベトナム日本商工会議所(JCCI)ハイフォン支部の代表等がそれぞれ出席しました。
会談にて山田大使は、同市のレー・ヴァン・タイン前党委書記の副首相就任に祝意を表するとともに、同市へ進出している日本企業に対するこれまでの同市の支援に感謝の意を示しました。トゥン委員長からは、同市の社会経済状況や新型コロナウイルス対策等について紹介があるとともに、日本との更なる協力促進に期待が寄せられました。
会談にて山田大使は、同市のレー・ヴァン・タイン前党委書記の副首相就任に祝意を表するとともに、同市へ進出している日本企業に対するこれまでの同市の支援に感謝の意を示しました。トゥン委員長からは、同市の社会経済状況や新型コロナウイルス対策等について紹介があるとともに、日本との更なる協力促進に期待が寄せられました。
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会談の様子 | グエン・ヴァン・トゥン人民委員長 | 記念撮影 |