(参考情報)新型コロナウイルス陽性等の際の隔離について(ハノイ市の例)

2021/5/21
2021/08/03,09/1更新

 ベトナムにおいては、COVID-19(いわゆる新型コロナウイルス)陽性者(F0)となった場合や陽性者(F0)の濃厚接触者(F1)となった場合、ベトナム当局が指定する病院において隔離を受けます。以下では、第2熱帯病病院及びハノイ市公安病院における隔離に関する情報をまとめました。内容は本資料作成時点の情報であり、実際のベトナム当局の指示に従ってください。
 隔離等に関し、お困りのことがありましたら、在ベトナム日本国大使館に連絡してください。必要に応じ、御相談を承ります。
 ※在ベトナム日本国大使館連絡先 
  TEL:+84-24-3846-3000、E-mail:ryouji32@ha.mofa.go.jp
 
 注:濃厚接触の定義は、陽性者(F0)の症状発症の3日前からF0が隔離される期間内に、 2メートル以内で接触した者等です。接触時間の多寡については問われていません。ただし、各地区の運用によって定義が異なる事例があります。
 (2021年7月30日付け濃厚接触者等の定義に関する保健省通達3638/QD-BYT(原文概要))

1 病院における隔離となる場合

 陽性者(F0)となった場合又は陽性者の濃厚接触者(F1)となった場合、ベトナム当局が指定する病院に隔離されます。入国時の隔離とは異なり、ホテルにおける隔離は認められていません。
 ハノイ市における隔離場所(病院)は、
 ○陽性者(F0)の場合は第2熱帯病病院(於:ドンアイン区)
 ○濃厚接触者(F1)の場合は公安病院(於:ハドン区)
となる例が多いようです。
 なお、濃厚接触者(F1)の接触者(F2)の場合は、地区によって取扱いが異なり、厳格に自宅待機を求められる場合、外出可能な場合などがあるようです。詳細は居住地を管轄する省・市に照会してください。

2 第2熱帯病病院における隔離の例(陽性者(F0)となった場合の隔離)

(1) 第2熱帯病病院の基礎情報

 ハノイ市及びその付近の省で、陽性者(F0)となった場合に原則として搬送されるCOVID-19の治療施設です。感染症治療の専門チームを有しており、ベトナム国内では感染症治療の高次治療施設です。内科、外科、産科、小児科等もあります。
 住所:Thon Bau,Kim Chung,Dong Anh,Ha Noi
 緊急連絡先:02435810170.
 HP:http://benhnhietdoi.vn/
 機能:PCR検査、ECMO、人工血液透析等が可能。
 

(2) 第2熱帯病病院の待遇、設備等

(当館から同病院へ確認した際の情報です。実際の状況は異なる場合があります。)
ア 言語
  英語・ベトナム語通訳は用意されています(通訳の有無は実際の状況に応じ異なる場合があります。)。
イ 外部との連絡
  外部との連絡は可能です。また、食事や物品等を外部から差し入れることも可能です。来訪者用駐車場も設置されています。
ウ 費用
  医療費・食費を含むすべての費用は本人負担となります。
 

(3) 親子の場合の取扱い

 子供が陽性者(F0)となった場合、親・保護者は子供と一緒に入院することが可能です。
 (2021年8月25日付保健省通達7020/BYT-MT(原文概要))

3 公安病院における隔離の例(F1となった場合の隔離)

(1)ベトナム当局からの連絡

 ベトナム当局から電話にて隔離を求める連絡があります。主に以下が伝えられます。隔離となる3~5時間前に連絡が来ることが多いようです。
  ➀集中隔離となる(可能性がある)旨の伝達
  ➁過去14日以内に接触した者、その者の連絡先、訪問場所及びその訪問日時の照会(F2(濃厚接触者への接触者)を同定するため)
  ➂隔離場所(病院)、迎え(居住地から隔離場所までの移動)の時間の伝達
 

(2)隔離場所(病院)までの移動と持ち物

 居住地に送迎の自動車が来ます。ベトナム当局職員の指示に従い車に乗ります。隔離場所(病院)には荷物を持ち込むことが可能です。
 

(3)公安病院の場所

 住所:Số 9 Phố Văn Phú,Phú La,Hà Đông,Hà Nội
 (HPはありません。)
 

(4)公安病院の待遇、設備等

(当館から同病院及びハノイ市保健局へ確認した際の情報です。実際の状況は異なる場合があります。)
ア 言語
  ベトナム語のみ通じます。通訳はいません。
イ 外部との連絡
  外部との連絡は可能です。また、食事や物品等を外部から差し入れることも可能です。
ウ 費用
  検査、食事、滞在等に係る費用は原則無料(ベトナム政府負担)です。
 

(5)親子等の特別な場合の取扱い

 保健省の通達(参照)では、介護が必要な高齢者、身体の不自由な人、幼児、病人又は体が弱い者等については、居住地の隔離を検討するよう各省市や医療機関に対して指示しています。

ア 親のみが濃厚接触者(F1)として認定された場合
 親はハノイ市公安病院で集中隔離、子供は自宅隔離となります。ただし、子供が小さく、かつ身の回りの面倒を見てくれる人が自宅にいない場合、親と一緒にハノイ市公安病院に入ることも可能です。
 過去の事例では、5歳以下の子供がいる場合には、親がF1となっても、自宅での隔離を認められた事例があるようです。詳細は事情に応じて各地区の保健センター等の判断になります。
 
イ 子供が濃厚接触者(F1)として指定された場合
 子供が15歳以下の場合には、当初の7日間は施設(ハノイ市公安病院)での集中隔離となり、その後の期間は自宅隔離を選択することができます。PCR検査は、集中隔離1日目及び7日目に2回、自宅隔離の最終日に1回受けます。親が子供の面倒を見るために、集中隔離に一緒に入ることができますが、PCR検査を2回受けます。
 子供が5歳以下の場合は、当初から自宅隔離を認められると当局から聞いておりますが、詳細は事情に応じて各地区の保健センター等の判断になる可能性があります。