加藤勝信・日本国厚生労働大臣がEPA看護師・介護福祉士候補者(第11陣)の訪日前日本語研修を視察し、候補者たちを激励

令和5年5月9日
EPA候補者と話をする加藤厚生労働大臣(右)
日本語を学習中のEPA候補者を激励する加藤大臣(中央)
 日本政府は、日・ベトナム経済連携協定(EPA)に基づき、ベトナム政府の協力のもと、日本の看護師・介護福祉士の国家資格の取得を目指して日本で働くベトナム人の看護師・介護福祉士候補者(EPA候補者)を毎年受け入れています。これまでに、第1陣(2014年)から第9陣(2022年)までの合計1,696人のEPA候補者が訪日しています。
 
 5月5日、加藤勝信・日本国厚生労働大臣は、第11陣EPA候補者の訪日前日本語研修が行われているハノイ市内の施設(ハイバーチュン区)を視察しました。
 加藤大臣は、日本語学習している様子などを見学し、各EPA候補者に対して、日本で看護師や介護福祉士として将来活躍していくことへの期待を述べるとともに、激励の言葉を送りました。第11陣EPA候補者は、約1年間の日本語研修等を経て、来年5月頃に日本に向けて出発する予定です。
 
 EPA候補者として訪日した多く方々は、日本の看護師や介護福祉士の国家資格に合格し、日本やベトナムにおいて看護・介護分野の専門人材として活躍しています。実際に働いている日本の病院や介護施設からは、その堅実で献身的な仕事ぶりが高く評価されています。
 
 日本国大使館としても、第11陣EPA候補者の皆様が、日越両国の架け橋として将来活躍することを心より願っています。
 
※ 現在、第12陣EPA候補者(2025年5月頃訪日予定)の募集を開始しています。このプログラムは、日ベトナム両政府の全面的にサポートのもと実施され、1年間の訪日前日本語研修の受講料、宿泊及び食事代は無料であることに加えて、研修中は生活費として日額8.5ドルが支給されます。また、日本への渡航費用も日本政府が負担します。
  訪日後は、病院や介護施設において働きながら、最新の看護・介護の技術を学び、看護師・介護福祉士の国家資格合格を目指します。合格後は、希望すれば、日本において看護師・介護福祉士として引き続き働くことができます。

労働・傷病兵・社会問題省海外労働管理局(DOLAB)ホームページをご覧ください。
http://www.dolab.gov.vn/New/View2.aspx?Key=7902
 

 
EPA訪日前日本語研修の取組の説明
EPA訪日前日本語研修で使用する教材
(参考)「日本における介護について」(内閣官房健康・医療戦略室)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/jp/pdf/nursing_care.pdf(日本語版)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/en/pdf/nursing_care.pdf(英語版)