日本の海上自衛隊の幕僚長がベトナムを訪問して両国の協力を議論!

令和7年12月23日
2 Photo: Quan doi nhan dan online
齋藤海上幕僚長は、12月10日から13日にかけて、ベトナム(ハノイ及びハイフォン)を訪問し、ベトナム人民軍参謀長クオン陸軍大将及びベトナム人民海軍司令官ギエム海軍中将と懇談しました。
懇談では、両国周辺海域における情勢認識を共有し、地域の平和と安定のために、海上自衛隊とベトナム人民海軍との更なる連携に向けて意見交換を実施しました。
また、「人・装備・運用の3分野における多層的な防衛交流」について協議し、今後の協力の方向性を確認しました。

11日夕方に行われたギエム海軍司令官主催の夕食会において、海上幕僚長からのスピーチがありました。
以前からベトナム及びホーチミン主席に関心のあった海上幕僚長が、初めて現地を訪れての感想もそのスピーチの中で述べられておりました。

本訪問は、2018年に両国で結ばれた防衛協力に関する「日越共同ビジョン」に基づくものであり、さらには2023年に「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされた二国間関係のもとで、ハイレベル交流の進展に寄与するものとなりました。今後も、両海軍種間で実質かつ効果的な協力を一層強化していくとともに、日本は東シナ海・南シナ海を含む地域の安定と世界平和のために、ベトナムとの安全保障面での協力を推進していきます。

海上幕僚長夕食会スピーチ原稿全文(日本語):リンク
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