ハティン省遺棄不発弾除去プロジェクトの現場確認

   8月4日に,当館林書記官は,ハティン省を訪問し,日ASEAN統合基金により,ベトナム爆弾地雷除去作業センター(VBMAC)が実施中の「ハティン省遺棄不発弾除去プロジェクト」の現場確認を行いました。

   ベトナム中北部ハティン省は,ベトナム南北の交通の要衝にあたり,ベトナム戦争中多くの爆弾が投下された地域のひとつです。同省における不発弾汚染面積は,23万2,450haであり,ベトナム全土の不発弾汚染地域の37.5%に相当します。
1975年以降,同省での不発弾による住民被害者は2,217人であり,うち,1,007人は死亡しています。また,不発弾の存在は同省の経済発展の大きな妨げとなっており,不発弾の除去は,住民の安全・安心の確保のみならず,同省の貧困削減や社会経済発展に大きく寄与するものです。
2015年7月より,日ASEAN統合基金の支援により,同省の汚染地域のうち,特に汚染が激しい地域や開発予定地域を中心に,2550haの不発弾除去を実施しています。 既に,当該地域のスクリーニングと1,262弾の不発弾の除去が完了しており,8月中に残りの288弾が処分される予定です。

   引き続き,日本政府は,ベトナムにおける地雷・不発弾除去の取り組みにおいて,積極的な役割を果たしていきます。

 
     
本プロジェクトで除去された不発弾 大型不発弾の切断機械

不発弾の爆破処分