日越人材育成交流フォーラム2019 in ハノイの開催

令和元年5月23日
 5月10日、ハノイ市内にて、特定非営利活動法人日本国際親善協会及び在ベトナム日本国大使館の共催により、「日越人材育成交流フォーラム2019 in ハノイ」が開催されました。本フォーラムは、技能実習生、就労者及び留学生などの日越の懸け橋となる人材の適正な送出し、受入れの実現を図るための方策を探ることを目的として開催され、ベトナム労働・傷病兵・社会省海外労働管理局(DOLAB)をはじめとした日越両国の関係者から、有益な情報が提供されました。当日は、送出し機関関係者、留学関係者等約300人が参加しました。
 
 大使挨拶 
 
 【DOLABからの説明のポイント】
●技能実習生制度の問題のベトナム側の原因は、ベトナム側の送出機関が短期的な利益追求に走っていること及び競争激化によりブローカーが介在していることにある。
●日本側の原因は、急増する外国人労働者の管理に対応し切れていないこと、実習生の失踪を防ぎきれないことにある。
●第三国のブローカーが散見されるようになっており、ブローカーの広がりに危機感を持っている。
●特定技能については、留学斡旋業者がこれを悪用しないような対策を講じることが必要である。
●ベトナム人技術労働者について、偽物書類を提出し、在留資格及びビザを入手して訪日している場合があるため、日本側と協力し、監査、対応することが必要である。
 
 【大使館からの説明のポイント】
●大使館では、不適格な留学斡旋業者からのビザ代理申請の受付を停止し、正しい情報の発信に力を入れる等適正な送出し・受入れが進むよう、取組を進めているところ。
●送出し機関の皆様には、以下の点をお願いしたい。
 ・適正な手数料の金額設定
 ・送出し機関における日本語教育の強化
 ・介護分野における日本語要件緩和を受けた技能実習生の送出し促進
 ・違反事案の通報
 
(梅田大使挨拶)           (大使館説明)
(会場風景)             (会場風景)