ハノイ国家大学人文社会科学大学と人間文化研究機構が学術交流協定を調印しました

令和元年11月13日
 11月12日,ハノイ国家大学人文社会科学大学と人間文化研究機構が学術交流協定を調印しました。ファム・クアン・ミン・ハノイ国家大学人文社会科学大学学長,ファン・ハイ・リン東洋学部元日本学科長及び平川南人間文化研究機構機構長らが参加しました。
 
 人間文化研究機構は,日本国内の6つの人文学研究機関(国立歴史民俗博物館,国文学研究資料館,国立国語研究所,国際日本文化研究センター,総合地球環境学研究所及び国立民族学博物館)を擁する組織です。
今回の協定に基づき,今後,同機構と,ベトナムを代表する人文学研究機関のハノイ国家大学人文社会科学大学との間で,歴史,文学,言語,文化といった,幅広い人文学分野での共同研究,人材育成,研究者交流が行われていくことになります。
 
 昨年,残念ながらお亡くなりになられた,ハノイ国家大学人文社会科学大学の歴史研究者ファン・フイ・レー先生は,生前,日越両国関係について,「個人,国家,国際システムのいずれのレベルから分析しても,日本はベトナムにとって,最も重要かつ信頼できるパートナーである。現在の地域・世界情勢下において,日ベトナム間には自然のパートナーシップが醸成されている」と述べられました。
 
 現在,日ベトナム間は史上最高の関係と言われています。未来に向けて,このパートナーシップを強固にしていくには,日ベトナムの国民間で,お互いの文化・歴史への理解・協力・共感を広げていくことが重要となります。ハノイ国家大学人文社会科学大学及び人間文化研究機構の協力を通じて,今後も両国の人文学研究が,ますます促進されていくことを心から期待いたします。
 
 大使館代表挨拶
 
   
   

ファム・クアン・ミン学長,平川南機構長による覚書署名

   
   

全員での記念写真