ヒロシマ・ナガサキ原爆展(9/25~11/5)開会式への出席
平成29年9月25日
9月25日,ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学のE棟(336 Nguyen Trai, Thanh Xuan , Hanoi)において、ヒロシマ・ナガサキ原爆展開会式が行われました。
開会式では、ファム・クアン・ミン・ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学学長の挨拶に続いて、梅田大使から、以下の挨拶があり、その後、主催者の智多正信国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館館長と、長崎原爆被爆者である森田博滿長崎平和推進協会継承部会員の挨拶がありました。
開会式の締めくくりに挨拶をした4名によるテープカットが行われました。開会式には、インドネシア、オランダ、カナダ、スリランカ、チェコスロバキア、ニュージーランド、フィンランド、ベルギーなど各国の大使、在留邦人、学生など多くの方が集まり関心の高さがうかがえました。
原爆展は、11月5日まで開催しており、原爆に関する多数のパネル、被爆体験記、折り鶴などを展示しております。
(梅田大使挨拶抜粋)
ヒロシマ・ナガサキ原爆展の開会に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。原爆の惨禍に関する人々の理解を深め、被爆の実相を広く世界に伝える、この原爆展がベトナムで開催されることは非常に意義のあることであります。
ベトナムは1975年に終結したベトナム戦争をはじめ、多くの戦禍を受けております。だからこそベトナムの方々は平和の尊さを人一倍、肌で感じております。
ベトナムは、戦争からの復興を果たし、発展を続けております。そして現在では、日本とベトナムの関係は,非常に良好であり、国民レベルでは「強い親近感」が存在しています。あらゆる分野で人的交流が密になり,関係は着実に強化されています。
こうした日本とベトナムの関係、そして、平和の祈念という観点から、本年とても象徴的な出来事がございました。それは、天皇皇后両陛下の初めてのベトナム御訪問であります。
天皇陛下は、ベトナムが長年にわたる幾多の戦火を乗り越えて、平和を達成し、ここまで国を発展させてきたことに対する「敬意」の気持ちと、将来に向けて、両国国民が「平和の大切さ」を心に刻んで進んでいくことの重要性、という二つのメッセージをベトナムに届けられました。
この御訪問は日越関係の深まりを象徴するものであり、日越関係に新たな歴史の1ページが刻まれました。
現在、北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返し、緊張感が高まっています。このような状況の下で、このベトナムの地において、ヒロシマ・ナガサキ原爆展が初めて開催されますことは、平和を希求する機運の醸成に資するものです。
核兵器の悲惨な実態を将来の世代に語り継いでいくことは、日本が世界に果たすべき歴史的な役割の1つであり、今回のヒロシマ・ナガサキ原爆展の開催に当たって多くの方に御尽力いただいたことに感謝申し上げます。
最後に、ヒロシマ・ナガサキ原爆展の成功と、世界の平和を祈念し、私のメッセージとさせていただきます。ありがとうございました。
開会式では、ファム・クアン・ミン・ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学学長の挨拶に続いて、梅田大使から、以下の挨拶があり、その後、主催者の智多正信国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館館長と、長崎原爆被爆者である森田博滿長崎平和推進協会継承部会員の挨拶がありました。
開会式の締めくくりに挨拶をした4名によるテープカットが行われました。開会式には、インドネシア、オランダ、カナダ、スリランカ、チェコスロバキア、ニュージーランド、フィンランド、ベルギーなど各国の大使、在留邦人、学生など多くの方が集まり関心の高さがうかがえました。
原爆展は、11月5日まで開催しており、原爆に関する多数のパネル、被爆体験記、折り鶴などを展示しております。
(梅田大使挨拶抜粋)
ヒロシマ・ナガサキ原爆展の開会に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。原爆の惨禍に関する人々の理解を深め、被爆の実相を広く世界に伝える、この原爆展がベトナムで開催されることは非常に意義のあることであります。
ベトナムは1975年に終結したベトナム戦争をはじめ、多くの戦禍を受けております。だからこそベトナムの方々は平和の尊さを人一倍、肌で感じております。
ベトナムは、戦争からの復興を果たし、発展を続けております。そして現在では、日本とベトナムの関係は,非常に良好であり、国民レベルでは「強い親近感」が存在しています。あらゆる分野で人的交流が密になり,関係は着実に強化されています。
こうした日本とベトナムの関係、そして、平和の祈念という観点から、本年とても象徴的な出来事がございました。それは、天皇皇后両陛下の初めてのベトナム御訪問であります。
天皇陛下は、ベトナムが長年にわたる幾多の戦火を乗り越えて、平和を達成し、ここまで国を発展させてきたことに対する「敬意」の気持ちと、将来に向けて、両国国民が「平和の大切さ」を心に刻んで進んでいくことの重要性、という二つのメッセージをベトナムに届けられました。
この御訪問は日越関係の深まりを象徴するものであり、日越関係に新たな歴史の1ページが刻まれました。
現在、北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返し、緊張感が高まっています。このような状況の下で、このベトナムの地において、ヒロシマ・ナガサキ原爆展が初めて開催されますことは、平和を希求する機運の醸成に資するものです。
核兵器の悲惨な実態を将来の世代に語り継いでいくことは、日本が世界に果たすべき歴史的な役割の1つであり、今回のヒロシマ・ナガサキ原爆展の開催に当たって多くの方に御尽力いただいたことに感謝申し上げます。
最後に、ヒロシマ・ナガサキ原爆展の成功と、世界の平和を祈念し、私のメッセージとさせていただきます。ありがとうございました。
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(挨拶をする梅田大使) |
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(挨拶をする智多館長) |
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(挨拶をする森田継承部会員) |
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(関係者によるテープカット) |
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(森田継承部会員と梅田大使) |
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(原爆展を視察する梅田大使) |
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(展示物の折り鶴) |
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(折り鶴を折る学生) |
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(展示物のモニュメント) |
本件に関するお問い合わせ先
在ベトナム日本国大使館
経済班(担当:桃井)
電話:+84-4-3846-3000
FAX:+84-4-3846-3044
在ベトナム日本国大使館
経済班(担当:桃井)
電話:+84-4-3846-3000
FAX:+84-4-3846-3044