日本の雅楽・林邑楽の源流:チャム族の伝統舞踊公演の開催(10月11日(水))

令和5年9月18日
令和5年10月11日(水)夕方、日越外交関係樹立50周年事業として、NPO学び舎つばさ、ハノイ歴史研究会及び在ベトナム日本国大使館の共催により「知ろうベトナム:公開ミニセミナーとファンラン地域チャム族伝統継承楽団による舞踊公演」を開催します。
  • 日時: 2023年10月11日(水)。開場:17:30、終演:19:30。
  • 会場:在ベトナム日本国大使館広報文化センター2階セミナールーム(バディン区ヴァンフック通り101番地コンカフェ向かい: Opposite, No. 101, Van Phuc Street, Ba Dinh, Hanoi)。
  • 内容:公開ミニセミナー:新江利彦在ベトナム日本国大使館専門調査員による講演「日本の雅楽・林邑楽の源流:チャンパー(チャム族)の舞楽」。ファンラン地域チャム族伝統継承楽団による五つの儀礼における奉納舞楽上演
  • 言語:日本語、ベトナム語
  • 申し込み方法:入場無料です。本事業にご関心があるかたは、105日(木)までにkobunvn@ha.mofa.go.jpにメールでお申込みください。先着60名さまに達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。メールは以下のとおりお願いいたします。
     1. メール件名:【知ろうベトナム:チャム族の伝統舞踊公演申し込み】
     2. メールの本文に参加を希望されるすべての方のお名前をアルファベット表記と漢字で記してください(お名前は旅券や身分証明書どおりに記してください。)。
  • ご注意事項:公演当日は、入館の際のセキュリティーチェックのため、必ず旅券又はその写しをお持ちください。ベトナム国籍のかたは人民ID等の身分証をお持ちください。
  • 問い合わせ先:在ベトナム日本国大使館広報文化センター: kobunvn@ha.mofa.go.jp
 
雅楽とチャンパー舞楽の関係:
天平勝宝4年(752年)、奈良東大寺の大仏開眼供養にて導師を務めた菩提僊那(ボーディセーナ)と共に来日した、チャンパー僧仏哲により伝えられたという林邑八楽という8つの楽曲が、雅楽の中にあります。その仏哲が暮らし、修行したチャンパー王国(林邑国)がベトナム中部にかつてありました。現在も世界遺産になっているミーソン遺跡など、チャム族ゆかりの聖地における祭事などで、チャム族の奉納舞楽が演奏されており、林邑八楽にもチャンパー舞楽が影響を与えたと考えられています。大仏開眼供養の法会にて、仏哲が林邑八楽の一つ「迦陵頻」の演奏を指揮したことが、「東大寺要録」などの記録にも残っています。

 
NPO法人学び舎つばさ作成の本事業パンフレット
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