梅田大使の「ヤマハ・リコーダー・フェスティバル」共催挨拶 (於:ベトナム国立音楽アカデミー、2017年5月15日)

 みなさん、おはようございます。
 「ヤマハ・リコーダー・フェスティバル」の開催に当たり、日本政府を代表して、一言ご挨拶申し上げます。
 
 はじめに、ヤマハミュージック・ベトナムが、本日、このように盛大に「リコーダー・フェスティバル」を主催されることに、心よりお祝いを申し上げます。また、開催にご協力いただいた、教育訓練省のホアン中等教育局次長及びトゥ初等教育局次長をはじめとするベトナム政府の皆様、ベトナム国立音楽アカデミー、ハノイ市小中学校関係者の皆様には、心から感謝を申し上げます。
 
 日本とベトナムの間には、現在、強い信頼感と親近感が存在し、日越関係はこれまでで最良の状況にあると言えます。今年3月、天皇皇后両陛下が初めてベトナムを訪問され、ベトナム政府・国民に温かく歓迎いただきました。ご高齢の両陛下がベトナムを御訪問されたことは、両陛下が如何にベトナムを重視されているかの証です。日本政府は、ベトナムの更なる発展を心から期待しています。そして、日越関係の強化のために、政治・経済、文化・スポーツ分野も含め、あらゆる分野でベトナムとの協力を深めたい考えです。
 昨年、日本政府は、日本の教育機関及び事業者とともに「日本型教育の海外展開」事業(EDU(エデュ)-Port(ポート)ニッポン)を開始しました。今年1月、ハノイを訪問した安倍総理は、フック首相との首脳会談において、「日本はベトナムのニーズを伺いながら、日本の教育コンテンツを通じた教育分野での協力を進めたい」と述べました。「リコーダー」は、日本とベトナムの教育協力の一環です。
 
 ベトナムでは2018年の学習指導要領の改訂において、音楽教科への器楽教育の導入が検討されています。日本でも、2020年から新たな学習指導要領が実施予定ですが、新しい時代にあった「生きる力」を育むために、「豊かな人間性」と「協調性」を伸ばすことが重視されています。
 
 音楽は、豊かな人間性と協調性を伸ばす上で、とても重要な教科です。また、「リコーダー」は、シンプルな楽器ですが、美しいメロディーや軽快なリズム演奏を通じ、「我々の心」を豊かにしてくれます。また、友人やクラスメートとの合奏を通じ、「協調性」も育まれます。少しでも多くのベトナムの子供さんに、「リコーダー」を楽しんでいただければと思います。
 
 最後に、本日参加されている子供さん達の健やかな成長、日越関係の更なる発展を祈念し、私の挨拶と致します。 ありがとうございました。
 
(了)