大使のハイフォン市訪問

平成29年6月23日
 6月21日・22日、梅田邦夫駐ベトナム日本国大使夫妻は、ハイフォン市を公式訪問し、レ・ヴァン・タイン党委書記とグエン・ヴァン・トゥン人民委員長と会談するとともに、在留邦人の方々との意見交換、ODA事業により整備中のラックフェン連絡橋の視察、企業訪問(ナカシマベトナム社)を行いました。

 1.ハイフォン市 タイン党委書記、トゥン人民委員長との会談
 タイン書記からは、日本政府によるODA支援や日本企業の投資への感謝が伝えられました。また、ハイフォン市として、日本企業の更なる投資・進出に対する強い期待が示されました。
梅田大使からは、日本語教育や桜祭りの開催に対するハイフォン市からの協力に対する感謝を伝えました。また、日本企業の投資環境の整備、特に、既にハイフォンで活動している日本企業に対するハイフォン市の支援と協力を強く要請しました。

 2.在留邦人の方々との意見交換
 商工会の代表者、JICAボランティアの方々と意見交換をしました。当地での生活環境、日本企業が展開する上での課題やベトナム語教育の重要性などについて意見交換しました。

 3.ラックフェン連絡橋視察
 整備中のラックフェン国際港へのアクセス道路として、2014年から整備が進められています。今後、ラックフェン港が開港すれば、大型船の寄港が可能となり、ベトナム北部の経済発展に大きく寄与することが期待されます。完成すれば、ベトナムで一番長い橋梁(5.4km)となります。

 4.企業訪問(ナカシマベトナム社)
 12年前から当地で船舶用のプロペラを製造しているナカシマベトナム社を訪問し,事業内容をお聞きするとともに、工場を見学しました。同社は、船舶用プロペラで世界シェア3割を有する企業であり、日本の優れた技術をベトナムに移転し、多くのプロペラをベトナムで生産し、輸出しています。
 
タイン党委書記、トゥン人民委員長との会談
 
タイン党委書記、トゥン人民委員長との会談
 
ラックフェン連絡橋視察
 
企業訪問(ナカシマベトナム社)