夏季休暇期間中における動物検疫の強化について
現在、中国、韓国、台湾等の諸外国・地域においては、口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ等の家畜の伝染性疾病の発生が継続的に確認されております。加えて、先月には韓国の済州島の豚飼育農場で1998年以来、18年ぶりに豚コレラの発生がありました。農林水産省動物検疫所においては、これらの疾病の我が国への侵入防止のため、発生国・地域からの畜産物輸入を禁止しているほか、空海港での入国者に対する靴底消毒、車両消毒、海外での家畜との接触歴等に関する口頭質問を実施するなど、水際検疫を徹底しているところです。
一方、観光立国実現に向けて政府一体となって取り組んでいるところ、訪日外国人旅行者数は年々増加しており、2016年1月から5月は約973万人(前年度比29.1%増)に達し、特にアジア地域からの訪日旅行者数が増加しております。今後も訪日旅行者数の増加が見込まれる中、これから夏季休暇の時期を迎え、海外から帰国する海外旅行者数も増加することが予想され、人や物の動きが一層激しくなることから、人や物を介した家畜の伝染性疾病の侵入リスクが極めて高くなることが考えられます。
つきましては、詳細につき以下のリンク等を御参照の上、我が国空海港における動物検疫の強化措置について、御理解・御協力いただけますようお願い申し上げます。
○農林水産省ホームページ
「空海港における水際検疫の強化について」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/quarantine_beefup.html
○動物検疫所ホームページ
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html
「Animal quarantine information for travellers to Japan」
http://www.maff.go.jp/aqs/languages/info.html
○政府広報インターネットテレビ
「動物検疫・植物検疫~海外からの持ち込みに注意~」
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9589.html?nt=1