ベトナム国内に在住の皆さまの新型コロナウイルスのワクチン接種
令和3年7月9日
2021/07/13,26,27,08/2,3,5,12,17,19,23,26,09/1,10/25,11/30,12/10,17,21
2022/01/7,14,21,02/22,25,26,03/4,15,16,04/15,08/09更新
(2022/08/09:ワクチン再接種等について改訂しました。)
2022/01/7,14,21,02/22,25,26,03/4,15,16,04/15,08/09更新
(2022/08/09:ワクチン再接種等について改訂しました。)
新型コロナウイルス感染症の流行状況は、依然、ベトナムをはじめ世界中で予断を許さない状況にあり、その対策として、ベトナム国内においても、ワクチン接種が行われています。このページでは、ベトナム国内に在住の邦人の皆さまの新型コロナウイルスのワクチン接種について、説明いたします。
なお、日本へ一時帰国してワクチン接種を行うことを希望される方々を対象としたワクチン接種事業については、以下のURLをご覧ください。
外務省のURL:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html
特設サイトURL:https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
1.ベトナムでワクチン接種する場合の留意事項
2.ワクチン接種
3.子どものワクチン接種
4.再接種(3回目及び4回目の接種)
5.ワクチンに関する情報
以下の内容をお読みいただいた上で、ご照会がある方はkeizaihan@ha.mofa.go.jpに御連絡下さい。
1.ベトナムでワクチン接種する場合の留意事項
当地でワクチン接種を受けるにあたっては、仮に副反応が発生した際の医療体制、後遺症等が生じた時の補償等、日本で接種した場合と比較して制約があることを十分ご理解の上、接種をお受けになりますようお願いします。これからベトナムに入国される方は、入国前に、ワクチン接種を所定回数済まされることをお勧めします。
(1)副反応が生じた場合の医療事情
ベトナムの医療環境・水準は、日本や一部周辺諸国と比べ劣ります。さらに、現在、ベトナムの一部地域では、感染者への対応のため、医療提供体制(病院、医療機器、医療スタッフ)に大きな負担が掛かっている状態です。そのため、ワクチン接種後、副反応が生じても、体制が整った病院に搬送されない場合があります。また、病院に搬送されたとしても、外国人にとっては、言葉(ベトナム語)の問題もあります。
(2)健康被害への補償
ベトナム政府は、同政府が提供するワクチン接種に伴い生じた副反応等、健康被害に関し、「死亡又は重大な合併症」の場合にのみ補償する制度を有しています。しかしながら、同制度は、ベトナム国民を対象にしており、在留外国人を対象にしていません。
また、日本には、「日本の予防接種法に基づき接種を受けた方」が健康被害を受けた場合のために、予防接種健康被害者救済制度があります。しかしながら、現時点では、同制度は、日本国内に住民票がある者が日本国内でワクチンの接種を受けた場合を対象としており、外国でワクチンの接種を受けた場合を対象としていません。詳しくは、厚生労働省ホームページをご参照ください。
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html
(3)いざという場合の備え
そのため、当地でのワクチン接種を希望される方は、あらかじめ、医療通訳サービス等を通じ、いざという場合の搬送先病院を確認しておくことをご検討ください。また、海外保険に加入されている方は、ご自身の海外保険がワクチン接種に伴い生じた副反応等の治療や、健康被害への補償に適用されるかどうかを保険会社にご確認ください。また、企業や団体にお勤めの方は、所属先の組織に対し、ワクチン接種に伴う健康被害への補償(医療費等)の内容をご確認ください。
2.ワクチン接種
ベトナムでは、成人(18歳以上)向けのワクチン接種は、勤務先や住居を管轄する地方自治体の保健センターが実施していますので、接種を希望される方は、これまでに接種したワクチンの種類や接種日等の情報を確認した上で、所属する団体・企業・やアパートの管理人等を通じて、保健センターにお問い合わせください。
一方、子ども(12歳以上17歳以下)へのワクチン接種は、学校単位で行われていますので、それぞれ就学先の学校にお問い合わせください。学校の担当者におかれては、接種希望者をとりまとめて地方自治体の保健センターに連絡いただきますようお願いいたします。
3.子どものワクチン接種
○12-17歳の子どもに対するワクチン接種昨年(2021年)10月14日、越保健省は、ワクチン接種に関し、まずは、18歳以上を優先とする一方、地域の実情に応じて、12歳から17歳の子どもへの接種を実施する(16歳及び17歳へ優先的に接種を行い、段階的に適用年齢を引き下げる。)旨通達を発出しました。(原文、仮訳)
○5-11歳の子どもに対するワクチン接種
3月28日,越保健省は通達1535を発出して,関係機関に5-11歳の子どもに対するワクチン接種の準備を行うよう指示しております。(仮訳)
4月14日,一部の省(クアンニン省)ではワクチン接種が開始となりました。
接種は基本的に学校単位で行われております。今後,学校を通じてワクチン接種に関する情報が提供されますのでご留意ください。
(※)子どもに対して認められているワクチンは,モデルナ及びファイザーです。なお,モデルナは6歳以上からです。なお、子どものワクチン接種間隔は以下のとおりです。
(2回目) 接種日から4週間後
(3回目:12-17歳) 2回目の接種日から5か月後 (新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は、その3か月後以降)
4.再接種(3回目及び4回目の接種)
今年(2022年)6月23日、越保健省は、ワクチンの再接種に関し通達を発出しました(原文、仮訳)。概要は、以下のとおりです。(1)対象者
(再接種:3回目)18歳以上の者で、基本接種(アストラゼネカ製、ファイザー製又はモデルナ製のワクチンを2回接種することを言う。)を受けた者。
(再接種:4回目)
再接種(3回目)を受けた者のうち、以下に該当する者
(1)50歳以上の者
(2)18歳以上の者のうち、免疫力が低下している者又は医療従事者・工業団地で働く労働者等の感染リスクの高い者。
(2)接種間隔
(再接種:3回目)基本接種後、3か月以降に1回接種する。
(再接種:4回目)
再接種(3回目)後、4か月以降に1回接種する。(新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は、その3か月後以降)
(3)ワクチンの種類
ア mRNAワクチン(ファイザー製・モデルナ製)イ アストラゼネカワクチン
ウ 前回(基本接種又は再接種3回目)と同様のワクチン
※なお、日本国内で再接種(4回目)に使用されるワクチンは、1~3回目に接種したワクチンの種類に関わらず、mRNAワクチンとなっております。(2022年8月現在:厚生労働省HPより)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_fourth-dose.html
5.ワクチンに関する情報
新型コロナウイルスのワクチンに関する情報を掲載しているホームページをご紹介します。(1)新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_yuukousei_anzensei.html
➀アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについて(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_astrazeneca.html
➁武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna.html
(2)バキスゼブリア筋注(*)を接種される方とそのご家族へ(医薬品医療機器総合機構のホームページ)
URL: https://www.azcovid-19.jp/content/dam/azcovid/ja/pdf/AZ_C19_Public_Guide.pdf
(*)アストラゼネカ社製のコロナワクチン
(3)私は接種できますか?(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/receive/
(4)新型コロナワクチン3回目はなぜ必要(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/column/0010.html
(5)新型コロナワクチン4回目はなぜ必要(厚生労働省のホームページ)
URL: https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0128.html
(6)新型コロナワクチンQ&A(小児接種)
URL: https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/child/